ポケリーグで使った構築と、対面構築の話と、少し裏話
お久しぶりです。遅くなりましたがs24お疲れ様でした。
s24で使用した構築はまだまだ未完成な部分があるので、来月以降に書こうと思います(そちらもカイオーガ軸です)。
今回の記事は、タイトルにもあるように11月のポケリーグで使用した構築の記事になります。対面構築について先月考えていたこともあわせて書けたらいいなと思い、このようなタイトルにしました。
*ポケリーグ前日11/13日の時点でレート1800程(当時3位)
コンセプト
構築経緯
1.ポケリーグ予選に出場する人は強いプレーヤーばかりなので、ネクロズマなどを軸としたサイクル構築がランクマ環境よりも増えると考え、これに有利であるといわれていたカイオーガを禁止伝説として採用
2.カイオーガを使う上で障害となる、草タイプ・ラッキーに強く、H振りザシアンであれば対面で勝ことができ、さらにサンダーなどのダイジェットエースによる起点回避をできるタスキ枠として、タスキバシャーモを採用
3.カイオーガの弱点である電気技を無効にできる地面枠として、雨下であればザシアンを上から縛れ、ダイマックスエースとして優秀な物理アタッカーであるガマゲロゲを採用
4.カイオーガが苦手とする物理アタッカーに対するクッションとして、サンダーを採用
5.カイオーガが苦手とするドラゴンタイプに強く、黒バドレックス軸に選出できるブリザポスを採用
6.特殊受けとして炎打点を持ちあくびを使ったクッションとなれるニンフィアを採用→主に選出していたイベルタル軸に対して、イベルタルの物理型を切った動きで負ける試合が多発したため、本戦では比較的役割対象が似ていたタラプミミッキュを採用
個体解説
特性:あめふらし
もちもの:こだわりスカーフ
能力値:175-x-111(4)-202(252)-160-156(252)
所感:持ち物の多様性と、スカーフを持ちながらも崩しを担えるほどに火力のある禁止伝説枠。ザシアンと違って圧倒的なパワーは感じなかったが多くの試合に選出した。ウオノラゴンやナットレイやラッキーなど、汎用性の高いポケモンで対策されてしまう点に弱さを感じた。
特性:せいでんき
もちもの:ゴツゴツメット
能力値:197(252)-x-150(252)-145-111(4)-120
技構成:ぼうふう ボルトチェンジ ねっぷう はねやすめ
所感:せいでんきによる運要素で物理受けとしての役割を担うポケモン。最低限のダイマックス適性を持つ点が強みだったが、肝心の耐久力が明らかに不足していた。カイオーガと最も相性のよい物理受けだと一般的に考えられていると思うが、実際に使ってみると、サンダーの強さを最大限生かすことができていない型だと感じた。
特性:かそく
もちもの:きあいのたすき
能力値:155-160(156)-91(4)-178(252)-81-112(96) +1で最速100族抜き
技構成:オーバーヒート インファイト がんせきふうじ こらえる
所感:スカーフカイオーガと最も相性が良いと考えていたポケモン。技範囲の補完が素晴らしく、こらえるによる雨ターンの管理も行える。炎技として採用したオーバーヒートは、HDに振っていないザシアンであれば倒せるが、カイオーガ軸に投げられるザシアンはHDが多いので、そこのかみ合わせは良くない。型の多さも相まってかなり強いポケモン。ポケリーグMVP。
特性:すいすい
もちもの:いのちのたま
能力値:181(4)-161(252)-95-x-95-126(252)
所感:雨下で強力な物理アタッカー。この構築では本当に役割が多かった。バシャーモとガマゲロゲにより、ラプラスに対して非常に強い。珠じしんは多くのザシアンを確定で倒せる程度の火力があるが、物理アタッカーでありながらラッキーを突破できないという、致命的な弱点があった。
特性:しろのいななき
もちもの:とつげきチョッキ
能力値:201(204)-216(252)-150-x-130-57(52)
技構成:つららばり インファイト 10まんばりき かみくだく
所感:ザシアン軸以外に幅広く選出できる物理アタッカー。耐久力が非常に高くダイマックスを切れば多くのポケモンと打ち合うことができ、素早さの低さは全く気にならなかった。いろいろ試行錯誤しながら使っていたが、s17のアランドロスさんの型とほぼ同じになった。
剣盾ランクマッチシーズン17使用構築 「ヘンテコ対面操作オーガ」【最終4位】 - タイプバランス命 (hatenablog.com)
本当に強いポケモンだったが、物理アタッカーでありながら"あまえるラッキー"を突破できないという致命的な弱点があった。
特性:ばけのかわ
もちもの:タラプのみ
能力値:155(196)-156(252)-102(12)-x-126(4)-122(44) 4振り100族抜き
所感:ポケリーグ本戦に急遽組み入れたポケモン。このポケモン自体は強いのだが、構築全体で崩し要素が少なく、この型のミミッキュが入る枠ではなかった。
選出
相手の構築によって変わるが、ザシアンサンダーにだけは初手バシャーモから入っていた。
重かったポケモン
イベルタル、ラッキー、HDザシアンなど
あとがき
ポケリーグが終わった後もしばらく使っていたが、構築全体の耐久力が低く対面選出しかできないのがストレスフルだったので使うのをやめてしまった。
崩し性能の低い構築ではあるが、比較的TODが発生しづらいポケリーグに持ち込む構築としての完成度は高かったのではないかと思う。
対面構築について
現環境ではザシアンとダイマックスサンダーの攻撃面・防御面での相性が良く、この明らかにトップメタのパーティに勝てなければ欠陥構築であると考えて組んでいた。しかしシーズンの中盤からはHDザシアンの数が急増し、ザシアンに対面で勝てないスカーフカイオーガでは、勝ちにつなげられない試合が多発した。
対面構築は有効な行動回数が勝敗に直結するので、細かな調整によって勝ち負けが決まってしまう傾向がある。なので、環境でどのようなポケモンが流行っているのかを構築段階で考えてポケモンの選定をしていくことが必要になるのかなと感じた。
最終日は明らかに攻撃特化のザシアンが多かったので、もしかするとこの構築は最終日に握れたのかもしれない。
ポケリーグについて(日記)
今回、せっかく2回目の出場機会を得ることができたので、前回負けたふゆのさんと対戦出来たらいいなと思っていました。
自分は7世代の初期からオンライン対戦を始めたのですが、7世代の序~中盤ぐらい?にふゆのさんがタスキアシレーヌ+メガガルーラ+ミミッキュという対面構築で放送しているのを偶然目にしました。それまでは対面構築という戦い方を知らなかったので、全く交代せずに、ほとんど同じ選出だけで勝ちまくっていることに衝撃をうけました。
その日以降自分の相棒ポケモンはメガガルーラになりました。初めてレート2000を達成したときもガルーラとミミッキュを軸とした対面構築だったし、当時持っていたタブレットにふゆのさんの対戦動画をたくさん保存して、暇な時いつでも見られるようにもしていました。
なので、ふゆのさんと対戦できることは自分にとって大変に光栄なことで、2回も自分が自信を持って組んだ対面構築を使って対戦できたことは、本当に奇跡であるとしか思えないです。